
現地で英語を学びながら働くこともできるワーホリ。実際にワーホリでカナダに行った人がどんな仕事をしているのか、またお給料はどれくらいなのか、気になりますよね。ここでは、ワーホリの人が一般的にしている仕事と平均時給、またワーホリ経験者による体験談を紹介します。
最低賃金
カナダでは州によって決められている最低賃金が異なります。お給料の目安にもなるので、主な州の最低賃金についてご紹介します。(2015年10月1日現在)
州(主な都市) | 最低賃金 |
---|---|
オンタリオ(トロント) | $11.25 |
ブリティッシュコロンビア(バンクーバー・ビクトリア) | $10.45 |
アルバータ(カルガリー・バンフ) | $11.20 |
ケベック(モントリオール) | $10.55 |
プリンスエドワード島 | $10.50 |
おもな仕事
一般的にワーホリの人たちはカナダでどんな仕事をしているのでしょうか。いくつかの例を紹介します。
日本食レストラン 居酒屋 |
ワーホリの方が1番多く働いているのは日本食レストランや居酒屋です。 もちろんお客さんとの会話は英語なので、英語力を磨くことも可能ですし、人気も需要もあるので、比較的早く雇ってもらえます。 |
その他のレストラン |
中華料理店や韓国料理店で比較的日本人の需要が高いです。 従業員ともお客さんとも英語でコミュニケーションを取るため、高い英語力が求められます。 |
ファーストフード店 |
マクドナルドやサブウェイなどのファーストフード店での仕事も需要が高く、ホームページから応募できるところも多いです。 |
カフェ | 英語環境で働きたいという方に人気のお仕事です。コーヒーショップ、アイスクリーム屋さん、パン屋さんなどの求人があります。 |
ベビーシッター |
住み込みのものや決められた曜日・時間に働くもの、さまざまなタイプがあります。 子どもの世話をしていると英語力も結構鍛えられます。 |
お給料はレストランだと時給+チップ。レストランやオーナーさんによりますが、チップだけで生活できるくらいもらえるところもあります。
ファーストフードやカフェは基本的にチップはなく、最初は最低賃金のところが多いです。スキルに応じて時給をあげてもらえるところが多いので、慣れてきたら交渉してみましょう。
ベビーシッターは雇用主によって労働条件や環境が変わってくるので、契約を結ぶ前にきちんと確認しましょう。
地域特有の仕事
地域によって上記以外の仕事ができるところもあります。興味がある方はぜひ都市選びにも役立ててくださいね。
ツアーガイド |
トロントでは主にナイアガラの滝・モントリオール、バンクーバーではバンフ・ウィスラーなどへのツアーガイドをする仕事もあります。 日本人向けツアーの場合、案内には日本語を使いますが、ドライバーとの会話・レストランやホテルでの交渉の時は英語を使うので、ある程度の英語力は必要となります。 日給の場合もありますが、時給はだいたい$12〜$20が多いようです。 |
ホテル |
ホテルの仕事は主にウィスラー・イエローナイフ・ロッキーマウンテンなどのリゾート地に求人が多く、ほとんどの場合は住み込みです。 仕事内容は、ハウスキーパー・ホテル内でのショップやレストラン店員・フロントなどがあります。 夏だと6〜7月、冬だと9〜10月に大量募集があるのでタイミングを逃さないようにしましょう。時給は最低賃金〜$18程度ですが、滞在費が安かったり食事が出たりする場合が多く、かなり貯金ができる方もいるようです。 |
ワーホリ体験談
2015年3月〜9月 Vancouver・Yuki(大阪)

私は半年間、薬局や病院でボランティアの仕事をしました。外国の薬局や病院で働けたことは非常に大きな経験になりました。
私の場合特に必要ありませんでしたが、ボランティアの仕事でもビザが必要なものもあるので注意が必要です。
私は友達の働いてるレストランで少しお手伝いする機会もあったので、ワーホリで渡航して色々な経験ができてよかったと思っています。
現地ではエージェントにはほとんど頼らない、というつもりで渡航しましたが、トラブルが起きたときに頼れる人がいるのは本当に心強かったです。
語学学校のストライキなど日本では考えられないこともありましたが、U23が豊富な情報を提供してくれたり、親身に相談にのってくれたりしたので本当に助けられました。
2015年夏から秋 Toronto・Kanako(大阪/Toronto在住)

私は夏から秋までのシーズン限定のお仕事ですが、ナイアガラで日本人向けのツアーガイドの仕事をしていました。
仕事内容は、1日ガイドとして早朝にトロントのホテルへお客さんを迎えにいき、大型バスでナイアガラまで行っていろいろなご案内をしたあとに、夕方にまたホテルまで送るというものでした。朝が早かったり、期間が限られていたりするので大変こともありましたが、非常にやりがいのあるお仕事でした。たくさん働きたい場合は、ツアー先として人気のナイアガラやケベック周辺に住んで仕事をするという方法もあります。
入る会社が日系だとお客さんも日本人なのでガイドは日本語になりますが、バスドライバーとの会話やレストランでスタッフと話すときはもちろん英語なので、英語を全く使わないということはありません。
募集は春頃から夏前に行われることが多いので、ツアーガイドのお仕事に興味のある方は時期を見て渡航された方がよいと思います。
会社によって異なりますが、研修もしっかりとあるので未経験の方でも安心だと思います。